会社も辞めるので、SIerについて
会社辞めるので今更ブログ始めましたwww
時代錯誤ですが初投稿。アイキャッチもとりあえず、AIで出力した画像貼り付けました。ここまでAI技術が発達すると、あまりIT関連の話って今更どうなのか、と思うのですが、正直技術的な話ぐらいしか書くこと思いつかないのですね。とはいえ、最初からそういう話より、ブログを始めたきっかけのきっかけ、SIerとしての「技術」に関することについて、めんどくさいことを書こうかと思います。とはいえあくまでも自分の主観です。多種多様な会社があるので一概には言えないため、あくまでも自分が経験した一例です。
何者か
この話をする前に自分が何者かという話ですが、とある企業のSIerで勤めていたインフラエンジニアです。インフラっていっても構築側で運用はほとんどやりません。特に基盤やモニタリングシステムの仕事をしており、PLとしての行動が多くなってきてます。なので、これから書く内容は結構偏りがある話になります。↑でも書いている通り本当に主観入りまくった一例ですね。
SIerってなんだ
SIerに今時あこがれている人がいるのか怪しいですが、まず、ここで言うSIerはSESという仕事と別とします。( SIer=SESとなる会社が結構多いので) そもそもSIerって何?という話ですが、極端な表現をすれば御用聞きと現場監督です。。。
世間一般的にエンジニアと呼ばれる人は多種多様ですが、少なくとも自分の経験ということ限定で考えると、プログラミングをするためにキーボードをカタカタする仕事ではなく、お客様のご要望を聞いて、提案というパワポに絵に描いた餅を出して、餅を現実化するためにSESで派遣されたエンジニアをエクセルとにらめっこして、限られた予算の中で指揮・管理する。という仕事です。
システム開発というのはどういう流れなのか、簡単に言うと、まず事業会社がシステム化したいことを並べます。システム化するための案を出します。これを要件、いわゆる実現化しなければならない必須項目として、これを実現化するために設計し、設計を基に開発・構築をする。という流れです。
で、SIerはどこを担当するのかというと、主に要件を出すまで、です。あとは勿論、お客様の主担当として窓口にはなるのですが、設計や開発・構築は下請けに流します。とするとコーディングなんてことはしないし、インフラ屋だとコンソール画面も見なくなるのです。
SIerの技術力
SIerに転職するときに何を問われるのか。
コミュニケーション能力やマネジメント能力です。技術力は?というところだと、全く聞かれません。経歴で何をしてきましたか、ぐらいは聞かれますが、10万人がアクセスしてくるシステムを構築するときにどういうアーキテクチャにしますか?やDBをチューニングする際にどういうことを考えますか、障害が発生したときにまず何をするのか等、全く聞かれません。特にインフラやっているからでしょうか、全く技術の話は無いです。逆に聞かれるのは、どのようなプロジェクトを提案したのか、規模に対し工数と売り上げはどれくらいか、リーダーとして何が大切か、どんなことをしたのか、聞かれます。
ということはSIerの技術力というのは、提案・営業力とマネジメント能力、折衝力という人間力みたいな物かと考えています。事実、エンジニアとしての能力は要らないと言われ、事業開発能力や営業やマネジメント能力を伸ばせみたいなことを求められていました。
(スペシャリストとしてキャリア積んでいることにされていたのは、どうなのか疑問でしたが、あからさまにプロジェクトマネージャーを目標にされていたのもどうなのか。。。)
まぁ。。。当たり前といえば当たり前なのですが、面接官は人事は勿論ですが、課長や部長、さらに進むと本部長等役職を持つ方々になるのですが、そういう方は技術力があるからその地位ではなく、大規模なプロジェクトを先導して成功させたり、政治力があったり、営業的な能力が強いなど、そういう方々の地位なので、技術なんて言うものは、要点としては知っていますが、ほとんど皆無です。出世するということ考えると、IT技術というものはそこまで重要視されないです。
技術力が強い人がそういう立場にはならず、現場好むからなおさらです。
転職するときにスペシャリストになりたいという話をエージェントにすると、必ずSIerを勧められます。SIerを経験していると、こいつ何言ってんだ。。。と思う人も結構いると思う。
いや、事業会社で特定のシステムしか触らないというのはあるかもしれませんが、SIerは浅く広くですからね。。。
IT技術より大事なこと
どの会社も弊社の技術力云々言いますが、その現実はSIerの御用聞き能力と現場監督力そして最後には営業力と事業開発等の力です。そのため、IT技術なんてものは、あまり要らないような気がします。若手と会話するとクラウドを利用した環境で開発・構築をしたいという人がいるのですが、そうであればSIerなんかにならず、SESで仕事選ばせてくれる会社に入社したほうがまだ良いです。
SIerは辞めたほうがいいのか
SIerはオワコンになるといわれており、内製化(事業会社のエンジニアで開発・運用する)流れになっているのは否めないですが、業界的に人手不足ではあるので、ゼロになることはないと思います。また、ITというものは、好きでもないがお金ほしい人は良い仕事ではないでしょうか?
また、人間力は高くなります。コンサルっぽいこともできるようになります。営業も出来るようになります。IT技術は嫌いだけど、浅い知識をつけてそれっぽく話せる人、エクセル、パワーポイント、きれいな資料作れます。こういう人はSIer向いていると思います。
逆にIT技術好きな人はSESのほうが良いのではないでしょうか。SES企業で働いたこともありますが、本当に技術的なことだけで、面倒なこと無かったです。プロパーからの圧は異常でしたが。。。
また、若いうちは事業会社でもいいのかもしれません。年取ると管理やシステム企画等の業務がメインになりそうですが(想像です)。
SIerでも小さいところに行って、開発・構築もすべて担当するマルチな働き方もできます。
以前勤めた会社では、提案~構築まで全て担当していました。
個人的には、エンジニア要らなくなる未来も若干見えていて、将来性はがあるとは言えませんが、趣味の延長で仕事選んでいる超自分に甘い人間としては、エンジニアとして働く道を選びたいですね。